だらだらと描いてたら2時間近くかかってしまった……
さて、今日の落描きです。

語られる怪力乱神。星熊勇儀
筋肉の線入れようとしたらキモくなったので没。
まあそんなことしなくても途中まで充分キモかったので修正して正解かと(ぇー


勇儀に関してはいろいろ語りたいことがあるんですが、とりあえずいくつか。

  • 怪力乱神について。

怪力乱神(かいりきらんしん・かいりょくらんしん)とは孔子論語にて述べられる
「子不語怪力乱神(しはかいりょくらんしんをかたらず)」が元ネタで、
四字の一字一字に超常的現象であるという意味を持たせています。
語らずとはいうものの、当然超常的な説明の付かない現象などは実際に起こるでしょうから
孔子が怪力乱神を否定しているという意味ではないでしょう。
要するに子(先生)は怪力乱神に含まれる超常的な現象に惑わされず、
まず自分の常識の中での出来事を信じなさいと語らずして諭したと考えられます。
さて、子が語らない怪力乱神ですが、幻想郷では日常的な出来事なんですよね。
だから実際に出会った怪力乱神ですら常識的な「語られる」怪力乱神なのでしょう。

  • 鬼について

どうなんでしょうね(いきなり何
幻想郷の多様性・柔軟性というのは恐ろしく、神仏習合という表現すら生ぬるいくらい
妖々跋扈した世界観なんですが。
資料をあさるとすぐ出てくると思いますが「鬼」という種族の妖怪。
日本と大陸で結構意味合いが変わってきたりします。
額に角があるという意味で鬼とするなら欧州の童話に出てくるゴブリンやオーガとかも
丸め込んで良いかも……というのは余談ですがw
日本の「鬼」は隠(おぬ)を語源として人に見えない超常的なものを「おぬ」が転じて「おに」に
なったと言われています。
中国にわたると「鬼」は『クェイ』と読み、霊魂の事を指します。
日本でも人が亡くなることを「鬼籍に入る」と言いますがこれはクェイの鬼が語源。
でまあ、先ほどの怪力乱神に話を戻すと、怪力乱神の語源は孔子論語ですが、
勇儀の名前の語源は十中八九……いや、十中十と言って良いでしょう。
酒呑童子四天王の一人である星熊童子です。
勇儀の戦闘スタイルから考えると怪力乱神や、魂を使用したスペルカードもないので
日本の鬼のスタイルなのでしょうが、折角怪力乱神を持つ程度の能力ならば
なにか不思議な力で攻撃というのもありかなぁ?と思ってしまいました。


うげ。おそろしく長文になってしまった。しかも3時じゃん今。
まだ語り足りませんがそろそろ寝ますノシ